エンジニアコラム

矢島 芳昭 矢島 芳昭

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規格文書という魔宮に挑む勇者の剣

2016.12.26

規格を読みこなす技術(基本編 1)

規格文書という魔界に挑む勇者に、剣を贈りたい!

規格番号で「対応していますか?」と聞かれたら

聞いたことのない規格番号がきても、今はGoogle先生がいます。
例として先程の「IEC61800-3」を例に、どんな規格なのかを調べるにはどうするか?をお話したいと思います。
まずは、「規格番号 JIS」 でググってみましょう(図1)。
「IEC規格を調べたいのになんでJISなの?」という素朴な疑問はあとで説明しますので、ここはとりあえず[Google検索]をクリックです。

けっこうヒットしてきますね。とりあえず、(1)のkikakurui.comを開くと、JIS規格の原文をテキスト化したものを見ることができます。ただし、ここは公式なものではないため、最新版でないことや間違いが含まれていることがあります。ざっと目を通したら次に公式サイトをチェックする必要があります。
さて、このサイトでチェックしておくポイントは序文です(図2)。

図2_kikakurui.comより引用

これを見ると「IEC61800-3をベースに一部変更した規格」であることがわかります。また、JIS規格番号も「JIS C4421:2008」であることがわかりましたので、引き続き公式サイト(2)www.jisc.go.jpで内容をチェックしましょう。再び、Google先生に「JISC」と入れてみます(図3)。

検索結果から「JISC 日本工業標準調査会」を開くとJISの閲覧、検索ができます(図4)。なお上の検索結果ではイギリスにもJiscというサイトがありますが、本件とは全く関係のない会社です。

JISCは経済産業省が設置している審議会で、工業標準化に関する調査・審議を行っている組織です。このサイトでは発行されているすべてのJIS規格を「無料(!)」で見ることができます。
ただし、規格についている「解説書」は見ることができませんので、具体的に仕事に取り掛かる前には規格本文を購入してから始めたほうが良いでしょう。「解説書」には規格制定の経緯や、本文でわかりにくい箇所を制定委員が補足してくれた貴重な情報が満載です。
なお規格本文の購入は(図1)での(3)www.webstore.jsa.or.jpからオンラインでできます。

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