エンジニアコラム

itou-kouichi 伊藤 浩一

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直流電源なるほどガッテン(2)

2017.03.06

直流電源なるほどガッテン(2)

バイポーラ電源を使わない極性切替え電源システム

動作例

実験回路として、(図1)のシステム構成図の接続にて、電流センサーの代わりにシャント抵抗を接続したものを構成しました(図3)。そしてその電流をカレントプローブにより実測した波形を以下に示します。試験電流は±5A及び、1A、3A、5Aを電子負荷のパネル操作で手動にて電流設定を切替えて動作を確認しました。

図3 動作実験

  • ±5A電流波形(図4)
    • プラス側・マイナス側直流電源:CV 10V設定、OUT PUTオン状態
    • プラス側・マイナス側電子負荷:CC 5A設定、LOADオン/オフ

図4

  • ±(1A、3A、5A)電流変化波形(図5)
    • プラス側・マイナス側直流電源:CV 10V設定、OUT PUTオン状態
    • プラス側・マイナス側電子負荷:CC1A設定 LOADオン→3A設定→5A設定→LOADオフ

図5

注意事項

このシステムでの注意事項です。

(1) LOADオフ、0A設定にしても、電子負荷装置の検出抵抗などに漏れ電流が流れます。漏れ電流の値は電子負荷装置の仕様に依存します(数百kΩ程度)。
(2)プラス側、マイナス側の直流電源、電子負荷のCOMを接続することはできません。外部アナログ制御を行う場合はそれぞれ絶縁する必要があります。
(3)電流センサーの接続をしない状態(回路上オープン)で、プラス側・マイナス側どちらかの直流電源、電子負荷装置をオンしますと、オフ状態の直流電源に逆電圧が印加されますので、電流センサーを接続しない状態で直流電源、電子負荷装置をオンしないで下さい。
(4)電流制御精度は、電子負荷の機能仕様に依存します。またデジタル通信による制御では通信時間を考慮する必要があります。

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