エンジニアコラム

神崎 信夫 神崎 信夫

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交流電源での定電流制御の考え方

2017.03.27

交流電源での定電流制御の考え方

カレントトランスを用いたピーク電流検出回路の評価システム

交流安定化電源には定電流モードがない

交流安定化電源はCVCFとも言われます。CVCFは「Constant Voltage Constant Frequency」の略称です。日本語にすれば「定電圧定周波数装置」となります。そういった機器は通常、(電圧/周波数)出力値が固定なのに対し、当社のような実験用交流安定化電源は出力を任意の値に変化させることができます。

さて、ときどき「CC(定電流)で制御できる交流安定化電源はありませんか?」というお問い合わせをいただきます。前述のように(当社のカタログ製品である)交流安定化電源の制御パラメータは「電圧」と「周波数」です。「電流」はありません。なので、「申し訳ありません、ございません。」が答えになります。(なお、特注や改造で定電流的な制御を付加した事例もあります。ご興味あれば、営業までお問合せ下さい。)
しかしそれで終わってしまっては「SE課」の名が廃ります。そこで今回は、当社カタログ製品の交流安定化電源を使った試験で「電流」を管理したいというご要求に対して、提案した事例のご紹介です。

カレントトランス(CT)の試験評価のポイント

カレントトランス(以下「CT」)は、近年の環境・新エネルギー関連機器需要の高まりに合わせて増える「電力監視」というニーズ、つまり「交流電流の検出」に必須となるデバイスです。
そのCTに流れる電流はサイン波だけとは限らず、過大に流れるピーク電流の検出も同時に行う場合があります。そこでは通常のサイン波の電流値だけでなく、ピーク電流値の制御もできませんと適切な回路評価にならないかと思います。

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