エンジニアコラム

矢島 芳昭 矢島 芳昭

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計測トラブルバスター(2)中編

2017.06.26

計測トラブルバスターY氏の事件簿(2:中編)

Mission2:電源と通信ができない!

こんにちは!「計測トラブルバスターY氏の事件簿」の2回目〜中編になります。
お題は「電源と通信ができない!」。今回は電源本体の設定とVISAライブラリの設定に潜む「落とし穴」を探ってゆきます。

電源本体を設定する資料を入手

資料として、キクスイの直流安定化電源PMX-Aシリーズのユーザーズマニュアルと通信インターフェースマニュアルが必要です。本体付属のCDか、当社Webサイトの取扱説明書データベースからダウンロードしたpdfファイルにてご覧いただけます。

取扱説明書データベース(PDFダウンロード)
http://www.kikusui.co.jp/download/index_j.html#manual

このページにある「取扱説明書データベース」のアイコンをクリックして、「PMX」で検索してみてください。

通信設定およびボーレートの確認

PMX-Aシリーズの場合、「コンフィグ設定」を使って設定します。ユーザースマニュアルを見ながら、コンフィグ設定でインターフェースをRS232Cに切り替えます(写真1)。

中編_写真1写真1

CONFIGキーを何回か押して、「CF20」を表示させ、「CURRENT」ノブで設定値を「232」にしましょう。
設定したら電源スイッチをいったん切って、再投入してください(←ここ大事!!)。
当社製品のほとんどの機種では、通信インターフェースの設定を行ったあと、「電源再投入」で設定が反映されるので、設定だけを「232」にしただけでは実際に設定が反映されず、通信が行えませんので注意が必要です(よくお問い合わせを頂くポイントです)。
電源再投入後にCF20を確認すると、正しく設定されていれば「232」になっているはずです。

次に、ボーレートとプロトコルの確認です。通信インターフェースマニュアル「インターフェースのセットアップ」をご覧いただくと記載があります(表1)。

http://www.kikusui.co.jp/kiku_manuals/P/PMX/i_f_manual/Japanese/03-Intf-2-rs232.html

PMX-Aシリーズの通信プロトコル表1 PMX-Aシリーズの通信プロトコル

本機の場合は19200bps固定で、フロー制御なしになっています。
以上が、電源本体の設定と内容の確認事項です。

余談ですが、「ボーレート」とは、昔、電話回線でデータ通信するためにモデムと呼ばれるアダプタがあった時代、データを信号音に変換する「変調」と呼ばれる操作の回数を指す言葉です。本来は「ビットレート」と表現するのが適切なのですが、昔の名残とご理解ください。

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