エンジニアコラム

後藤 義則 後藤 義則

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電源変動試験-前_03

2017.12.18

電源電圧変動試験はいつも無茶ぶり(前編)

車載電子機器の急な追加試験要求に対応する方法

テレビタレントや芸人の世界で、相手の意外な反応で笑いをとるために、唐突に話題を振ることを「無茶ぶり」と言いますが、私が担当する車載電子機器試験器では、電源電圧変動試験の急な内容変更(追加)という「無茶ぶり」がたまに起きます。

電源電圧変動試験で追加要求が起きやすい理由

車載電子機器の変更や追加、搭載数の増減等があった場合でも、一般的な評価試験(温湿度、耐水、耐振動、耐衝撃、過渡サージ耐性等)についてはその方法が大きく変わる事は殆どありません。(※1)

車載電子機器の変更や追加で評価方法の変更がされやすいのは、その変化に気付きやすく、明らかに今までと異なる場合です。電磁環境等はその変化に気が付きにくい例ですが、逆にすぐに変化が現れる例がバッテリです。バッテリの負荷が変わることで変化する電力環境、すなわちバッテリ電圧の変化はすぐに発露します。

新たな電力環境(バッテリの電圧変化)が生じた時、車載電子機器の耐量、耐性確認が、今までの試験ではカバーできない(またはカバーできるか分らない)となります。このため自動車メーカ様はその挙動を試験パターンにして車載電子機器メーカ様に追加評価を依頼します。例え今問題が起きていなくとも、そのままにして市場で何か起きると問題になりますので、放置するわけにはいかないからです。

上記のような理由により、国際規格とは異なり改定版への対応には猶予期間が殆ど無い例が多々あります。このような背景から、車載電子機器メーカ様から「急に試験が追加されたのでその評価を今すぐ行いたい」というご要求(無茶ぶり)が、当社に寄せられてくるわけです。

そこでこのコラムでは、こういった急な電源電圧変動試験の追加要求に対応できる、2つの製品とその使用方法をご紹介したいと思いますので、よろしくお願いいたします。

※1:「○○搭載車は□□試験を実施。○○非搭載車は△△試験で省略可」等、試験の付帯条件が変わる事はあります。

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