エンジニアコラム

akiyama_kazuo 秋山 一男

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基本は虚心単艦

2018.05.21

基本は虚心坦懐

自信は思い込みの種でもある

こんにちは。キクスイの時間旅行案内人、秋山です。

虚心坦懐(きょしんたんかい)
心になんのわだかまりもなく、気持ちがさっぱりしていること。心にわだかまりがなく、平静に事に望むこと。また、そうしたさま。「虚心」は心に先入観やわだかまりがなく、ありのままを素直に受け入れることのできる心の状態。「坦懐」はわだかまりがなく、さっぱりとした心。平静な心境。

出典:新明解四字熟語辞典(三省堂)

プロとして仕事に自信を持つことは大切です。しかしそれは思い込みの一種とも言えます。自信を強力に持ちすぎると、なにか問題が発生したときに自分の仕事(担当部分)には間違いは無い、ゆえに自分が関わらなかった部分に問題があると判断。問題解決のために(良かれと)周りをどんどん巻き込んで散々騒いだ挙句、「すみません・・・私のミスでした」というオチが着く、というような話が、世にはごちゃまんとあります。自信は職業人として必要な心性ですが、諸刃の劔であって、ときに困ったことにもなります・・・。自信は必要だが時に謙虚さも大事。つまり事に臨む際は、できるだけフラットな状態、つまり「虚心坦懐」がいいのではないか、が今回のお題です。

ということで、そんな自信に満ち溢れたお客様との出来事をお話したいと思います。
例によって時計を30年前に戻してみましょう。

日曜日の電話

それは入社して3回目の夏を迎えるころでした。日曜日、自宅で漫画本をぺらぺらとめくっていると、下の部屋で電話のベルが鳴りました。「会社の人から電話だよ」と大きな声で私を呼ぶ母。
出てみると品質管理の部長でした。部長は残務処理のため休日出勤していたのでした。
一か月ほど前に納品したOEM電源が不具合を起こしている。ユーザーから納期が迫っているので至急対応をお願いしたいという連絡が来たとのこと。先にサービス担当者とも協議したが、「初回ロットのOEM電源のため修理できる見込みが薄い。開発担当者が行くのが一番ではないか?」という結論になり、私に白羽の矢が立ったのでした。

明日、九州の大分へ飛んでくれ(自宅は神奈川県川崎市です)。営業担当を空港でスタンバイさせておくから。品管部長はそう告げて電話を切りました。

翌朝、私も話も飛んで、現場へ到着です。

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