エンジニアコラム

神崎 信夫 神崎 信夫

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直流および交流安定化電源の二次側出力端子の接地について

2016.11.01

直流および交流安定化電源の二次側出力端子の接地について

接地の必要性とその効果

電源の出力端子には直流電源であれば、+-の出力端子とGND端子の三つの端子、交流電源であればL Nの出力端子と GND端子の三つ端子があります。出力端子のどちらかをGNDに接続した方が良いのか、それとも接続しない方が良いのか、電源を使用する上で判断しなければなりません。菊水電子製の交流電源は、出荷時、GND端子はどの出力端子にも接続されていません。また直流電源では-(マイナス)端子がGNDに接続されているか、接続されていないかが製品シリーズによって異なります。従って用途によって、出力端子の接地をどうするか検討し適切な設定を行う必要があります。ここでは、接地の検討にあたり、知っておいていただきたいことについて説明します。

1. 出力端子の各端子との絶縁関係図

出力端子が入力電源、GNDに対しどのような絶縁関係があるのかを交流電源を例に図1の絶縁関係図で示します。直流電源でもほぼ同等です。

接地_図1

この例では単相3線AC200Vの配電系統より電力供給を受けている場合を示しています。

(1)二次側GND端子は一次側GND 端子(接地端子)と接続されています。
一次側GND端子は配電盤のアースに接するなどし、接地するのが安全上必要ですが、接地されていない場合、いくら、二次出力をGNDに接続しても、一次側のGND端子が接地されていない場合二次出力端子は接地されていないことになりますので、注意が必要です。

(2)GNDを除く出力端子は一次側と絶縁されています。絶縁は各電源の仕様で記述されています。通常一次二次間の絶縁耐圧はAC1500Vで1分間です。

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