ソリューションノート

環境・新エネルギー

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ホームエネルギーテストソリューション

2017.04.05

ホームエネルギーテストソリューション

V2H/EVシミュレータ

パワコン開発の難題

V2Hのパワコンを開発するうえで問題点はありますか。

<渡邊>V2Hのパワーコンディショナはクルマ、もっと具体的にはクルマに搭載されたバッテリが電源入力ですから、クルマとつながらなければ動作しません。したがって動作テストには実際に市販されているEVが必要になります。ですが、開発時の動作テストやデータ取得、生産時の検査など作業の現場に実車を持ち込むのは現実には難しいことです。開発や生産の現場が本物のクルマを持ち込める環境にあることはむしろ希ですし、実車でテストしようとしたら各自動車メーカの各車種を揃えなければならないわけですが、それも無理な話です。最終的にはいくつかの実車による確認は必要ですが、パワコンメーカさんは現場用に各種のEVを代替えする手段に苦慮されています。

<市川>本システムはこの問題に対するソリューション提案で、具体的には当社のDC電源PAT-Tシリーズと電子負荷PLZ-4WHシリーズ、それと通信用のパネルを専用アプリケーションから制御することでEVのバッテリを模擬します。
EVのバッテリは車種毎に容量が違うので、それぞれに合わせたシミュレーションができるようになっているのはもちろんですが、実は違うのは容量だけではなく、電圧電流カーブ、つまりその時々の電圧に対する電流の値が違ったりします。本システムではこの電圧電流カーブも織り込んで、より実際に近いシミュレーションが出来るように考慮しました。
また、狙った充電状態を実車で実現するのも簡単ではない。例えば電池の残量が残り少ない状態をテストしようと思ったらクルマを運転して走り回ってこなければなりませんよね、シミュレータならこれを即時に再現できます。

<渡邊>反対に、実際にはあり得るはずのない状態、例えば電圧が極端に下がった場合に電流を吐き出し続けるとか、バッテリの最大電流を上回って出力するとか、そういう常用域を越えた異常状態みたいなことも作り出すことができます。車は安全第一です。さらにV2Hで系統とつながるとなるとこれも安全が最優先事項ですから、お客様も異常に対する配慮には神経を使います。本システムは安全確認のための異常シミュレータにもなる、というわけです。

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