ソリューションノート

環境・新エネルギー

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solution_13_宮野

2017.06.05

バッテリテストソリューション

充放電テストシステム PFX2500シリーズ

システム構成の妙

充放電パワーの自由度が大きいですね

<大塚>同じスタイルで、もっとハイパワーに対応するシステムを考えなければならなかったわけなんですが、当時私は「それはちょっとどうかな?」みたいに思ったんです。
例えば新たに500Aクラスのシリーズを開発したとしますよね。でも、それまでの電池の発展状況から考えると、たぶん新シリーズができた途端にもっと大きな電流の要求が出てくるんじゃないか、それではニーズとのイタチごっこになってしまうぞって。
で、充放電のパワーに対して将来的にももっと柔軟性のあるシステムの様式というか構成を考えようということになりまして、論議の末に出てきたのが標準品の直流電源と電子負荷、それに充放電制御と電圧・電流の測定機能を持ったコントローラとを組合わせたシステム構成でした。

<宮野>具体的には直流電源のPWRまたはPAT-Tシリーズと電子負荷PLZ-4Wシリーズのブースタを使います。各シリーズ共にパワーレンジ面でのラインアップは充実していますし、並列運転等による増力も可能なので充放電テストシステムとしても幅広く柔軟に対応できるからです。そしてこの方式を実現するために充放電システムコントローラPFX25XXシリーズが開発されました。当初コントローラは300Wクラス対応でしたがその後1.2kWで複数台使用も可能なものを作りました。おかげでパワーの守備範囲もぐっと拡がりまして、レドックスフローの電力貯蔵テストで1000Aシステムを納入などのほか、1000A超級のシステムにも対応できる様になりました。

<大塚>もうひとつ、近年のアプリケーションでの電池の使われ方を観ますと、充電と放電の比率がけっこう違う、ゆっくり充電して一気に放電というものが多いんですね。ラップトップパソコンや電動アシスト自転車、それにアイドリングストップのクルマや太陽光蓄電などもそうです。その場合、テスト装置も例えば充電は数百ワットで良いけども放電はキロ単位のものが要ります。本システムのように充電用電源と放電用電子負荷を自由に組み合わせできれば最適化が図れますし、初めは小さめのシステムを導入してその後に電源や電子負荷を適宜増設していくこともできるので投資に無駄がありません。
そう言う意味ではコントローラ方式としたのは正解だったと思っています。

システム構成図

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