ソリューションノート

環境・新エネルギー

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solution_14_渡邉

2017.07.03

ソーラーパネルテストソリューション

PID絶縁抵抗評価試験システム

メガソーラーの隠れた大敵を見つけ出し
パネルの品質向上やスクリーニングに一役

ソリューション開発部
アプリケーション開発課
山口 裕司

お客様のニーズには細かなところまで柔軟にお応えしたい

メガソーラーの隠れた大敵

PID現象について簡単に教えてください

<渡邊>PIDは、 Potential Inducted Degradation:電圧誘起出力低下と言いまして、太陽光発電設備でセルの出力がある時点から大幅に低下してしまう現象のことです。高電圧下で使われる産業用ソーラーシステム特有の現象とされ、設置時には確認できないやっかいな現象でメガソーラーの隠れた大敵なんです。
電気的には、高温多湿環境で長期間にわたり高電界に曝されると絶縁性が悪化しその漏れ電流が発電性能の劣化を引き起こす様に観察されます。
モジュールの出力電圧が数十Vでも直列接続する枚数が増えるとストリング内の電位差は非常に高くなり、セルと接地との間にも大きな電位差が生じます。ちなみに日本では最大システム電圧600V、ヨーロッパでは1000Vとして運用されており、事業用メガソーラーでは最大システム電圧をさらに上げる傾向にあります。PIDがメガソーラー特有の現象とされるのはこのためです。

PID現象

<山口>PIDの研究・解明と共に試験評価方法の確立や規格化に向けた作業が進められています。PIDは潜在的な現象ですので何れも加速寿命試験的な方法を採っていて、具体的にはパネルとフレーム間に1500Vの高電圧をかけてPIDを人為的に短時間で引き起こし電気特性を測定します。PID現象が起こりやすい状況を作り出して危険性を予め潰したり、怪しいモジュールを取り除くことを意図しているからです。したがって、PID評価には高電圧の印加と絶縁抵抗や漏れ電流測定がマストの機能ということになります。

ソリューション開発部
アプリケーション開発課
課長
渡邊 聡

単体測定器のソリューション進化形です

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