ソリューションノート

電子部品

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2017.08.21

電流センサ/ブレーカ テストソリューション

定電流出力交流電源

精度と応答性に優れた交流の大電流ソースを実現。
電力用のセンサ製造やブレーカ検査のタクトタイム問題を解消。

ソリューション開発部
ソリューション開発課
宮田 将喜

交流電源に新しい風を吹き込みました。

交流の大電流センサ較正

定電流出力の交流電源は珍しいですね

ご承知のとおり、一般に言う交流安定化電源というのは負荷の大小に係わらず出力電圧が一定となる定電圧源です。これに対して本システムは同じ交流出力ですが、負荷に係わらず出力の電流量が一定の(設定した)値となるように動作、しかも500Aを越える大電流、パワー的には10kW超も出力可能な交流のハイパワー定電流源です。
システムのターゲットは電力関連で、ブレーカやカレントトランスなど電流感応機器の動作検証や感度較正ソリューションです。設定した大きさの電流を素早く正確に出力しますので、交流大電流の標準器や較正器としてお使い頂くことを想定しています。

電力機器の大電流・高精度化

システムが必要とされるようになった背景は

背景として言えるもののひとつは、ビルや工場などにおけるエネルギー利用のスマート化です。一般家庭以外でもビルや工場など各所でエネルギーのスマート化というか、電力管理が高度化していますよね。それを受けて電流センサやブレーカの需要が拡大しメーカさんは生産を急いでいる、というのが具体的背景です。
もう少し詳しくお話ししますと、最近の電力需要設備ではスマート化を進めるうえで測定精度アップと信頼性強化が求められている。ことに近年では数百アンペアクラスの大電流の部分まで要求が及んできているようなんですね。
この場合、カギとなるのは電流センサやブレーカなど電流検出アイテムの精度ですから、ブレーカや電流センサメーカさんは大電流で高精度な製品の大量供給を迫られている。
それで、生産に際して動作試験や感度較正のための設備が必要なわけですが、お話ししたような事情で、新たなトレンドに対応したキャリブレータというか交流の定電流源が必要になってきたわけです。
ところが、市場には交流の大電流を精度良く出せる電流源が無いんです。小電流なら無くも無いのですが、数百アンペアとかは出せない。反対に大電流を出せても設定した電流を正確に出せない。仕方が無いので別途較正された電流計でモニタしながら電源を調整しなければならなかったりで生産効率が上がらない。ということでお客様は困っておられました。
実際、ブレーカメーカさんからご相談をいただいたのが本システム開発のきっかけなんです。

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