ソリューションノート

自動車電装

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2017.11.06

EVテスト・建機運用ソリューション

可搬型EV急速充電器の開発

どこにでも運べ、充電だけでなく
ステータス監視もできる
マルチパーパス充電器。

ソリューション開発部
システム技術課
松田 寛司

測定器グレードのクオリティをキープしました。

EV充電の環境変化

持ち運びできる急速充電器ですか

<松田>ご承知のように、EVには普通充電器と急速充電器*1が規定されています。短時間での充電が可能な急速充電器は高速道路のサービスエリアや車のディーラーなどに平置つまり固定して設置されますが、本機はこれをシンプルな可搬型にしてどこにでも運んで使えるようにしたものです。主に屋外で使うことを想定したタイプと、EMCテストサイトなど屋内での使用を想定したタイプの二つで開発を進めています。何れも単体での出力は19.2kW、これは可搬型急速充電器に許されるマックスパワーなんですが2台の並列運転もできます。電源は3相200Vの低圧受電ですからキュービクルなどの高圧受電設備は要りません。これによりどこででも使える、というものです。
急速充電の方式はいくつか規格がありますが、本機はCHAdeMO、Combo、GB/T対応でワールドワイドな車種に使えます。
さらに本機にはステータスモニタ機能を搭載しておりまして、充電の状態を計測監視できることが大きな特長です。モニタは単体でできますが、パソコンからの制御も可能ですので充電の状態解析などEV計測システムのワンアイテムとしても活用できます。

EVの測定ニーズ

どのようなお客様を想定しての開発ですか

<松田>EV用の充電器ですから普通であればスーパーの駐車場や高速道路のパーキングエリアなどのインフラの設備企業さんをターゲットにするところですが、本機はEVを作っておられる自動車メーカさんを第一のターゲットにしました。可搬型EV急速充電器
自動車メーカさんはクルマと充電器をつないだ状態いわゆるREESS*2充電モードでEMCをはじめとする様々なテストをなさいます。ECE R10*3などの試験規格も制定されていて弊社ではこれにトータルに対応したEV/PHVテストソリューションを提供しています。その一方でお客様はEVの充電性能だけを知りたい、監視していたいという機会も多く、そのためのシンプルなモニタ付き充電器のようなものがあると助かるというお話しを頂く機会がありまして、それが本開発の出発点なんです。試験器・測定器としての機能を持ち合わせた充電器、自動車ユーザ向けの充電器ではなくて、簡易型のREESSモニタとか充電機能評価用電源、あるいはエージング用充電器みたいなイメージです。単に移動可能な急速充電器ということであれば市場にあるんですが、測定監視機能を備え計測や実験作業に使えるものは見当たりません。

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