ソリューションノート

家電・産業機器

0 0

IEC61000 コンプライアンステストシステム

2016.12.07

低周波EMC試験

IEC61000コンプライアンステストシステム

AC機器開発で最後のハードルとなるIEC61000の規格テストをワンストップでスムースに実行

松田 寛司

ソリューション開発部
システム技術課
松田 寛司

誰にでも分かりやすく使いやすいことを目指しました

難解かつ難儀

規格に従ったテストに、どんな問題があるのですか。

<松田>本システムはACラインを経由した低周波EMC、具体的にはIECの61000-3と-4で規定されたテストが誰にでも簡単に実行できる自動試験システムです。
IEC61000はAC電源で動くほとんどの機器にマストなコンプライアンステストです。電気電子の世界では比較的よく知られ簡単に行われているハズの測定試験なのですが現実はそうでもない、そこが本ソリューションつまり問題解決の本質というか”問題”部分です。
具体的に言うと、問題のひとつは規格が難解で機器のセッティングや結果の判定に多くの知識とノウハウを必要とすること、もうひとつは試験法自体が煩わしく手間がかかることです。

<矢島>ご承知の通りIEC61000シリーズはレガシーな規格で、制定されてから長い年月が経っています。その間、様々な改訂や追加が行われていて、言うなれば建て増しを繰り返した日本旅館みたいに複雑に入り組んだ、分かりにくい構造をしています。全体は体系化された規格ではあるのですが、それが故に参照規格など関連して、理解しておかなければならない情報も膨大なものがあります。そんなものを製品の設計や製造技術者が個人で1から理解しろということ自体にムリがあると思うのですが、商品化にマストである以上は誰かがやらなければならないわけで、規格の解釈に悩んでいる技術者がたくさんおられます。
で、自分なりの解釈で試験をする段になるわけですが、これがまたけっこう難儀だったりする。具体的な例を挙げると、試験対象機器の電源スイッチを人が24回もオン・オフして確かめなければならなかったり、動作を2時間も監視していなければならなかったりといったテスト項目があるんです。機器のセットアップだけでも大変なのに、測定にもえらく手間がかかる。そうなると測定全体の信頼性も「?」なわけです。

矢島 芳昭

ソリューション事業推進部
SE課 シニアエキスパート
矢島 芳昭

全てお任せのワンストップ・ソリューションです

<松田>こうしたIEC61000コンプライアンステストの難解かつ難儀な部分を私たちが引き受けましょう、システムの構想からデータの管理までワンストップでいけるようにしよう、というのが本システムのコンセプトです。具体的には一連のテスト設定や判定が自動化され、エビデンスまで含めてシステムに任せることができます。一例ですが、今お話しした”人がスイッチをオン・オフするテスト”で手順を誤ってしまった場合にも簡単にリトライできるなど、ノウハウに基づいた細かな工夫も随所に織り込みました。

IEC61000シリーズテスト

本サイトの閲覧には会員登録(無料)が必要です。

会員登録はこちら

×