ソリューションノート

環境・新エネルギー

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アビオニクス評価ソリューション

2017.01.11

自家発電・蓄電システム評価

パワーコンディショナ系統連系試験システム

設定を変えては測定を繰り返す面倒なテスト

負荷装置の設定を165通り変えなければならないことも

<渡邊>例えば公的な機関であるJETが試験方法という形で具体的な手順と判定法を定めています。
系統につながるうえで十分な安全と信頼が確保されることを確認するためには必要なテストであり、パワコンを世に出すために半ば義務づけられた関門です。メーカさんとしてはできるだけ短時間でしかも簡単にクリアしたいわけです。ところが、この試験方法に問題というか、かなりやっかいな作業手順要求をしている部分があるんです。
実際にやろうとすると人手では到底引き合わない作業が含まれています。

パワコン試験項目

<小林>象徴的な試験項目のひとつに単独運転防止試験というのがあります。
これは、発電設備から電力供給が行われている状態にありながら、事故などで系統から切り離されたときのシミュレーションテストです。発電装置に負荷がつながった状態で系統から切り離すのですが、現実の負荷は抵抗(R負荷)とリアクタンス(L負荷、C負荷)の組み合わせですのでルールでは負荷装置に設定するL,C,Rの値の組み合わせを165通りの場合について行うよう求めています。

<渡邊>考えてみてください。負荷装置の大きなツマミやハンドルとスイッチを操作し設定しては測定、という作業を165回も繰り返すんですよ。系統連係の実験や研究というのであればやるかもしれませんが、商品化のための作業だとしたら到底やっていられません。
実際に手動でやっているお客様もおられるのですが、それに要する時間そして労力たるや大変なもので、実際のところ、作業者が2週間も張り付くハメになったと嘆くお客様もおられました。作業者にとってもメーカにとっても悩みの種、ぜったいに何とかしたいと思いますよね。私たちも試験装置の供給メーカとして何とかしたいと思ったのは同じなんです。

<小林>そういったことがあって、このシステムでは負荷装置にも遠隔設定機能を持たせ、ソフトウエアから自動的に設定できるようにしました。これによりお客様は165回に及ぶ設定と測定の繰り返し作業から解放されます。
作業時間も大幅に短縮されますし、繰り返しに伴う人為的な設定ミス等も無くなり、信頼性が向上します。
他の試験項目も自動化により、作業の効率が大幅にアップします。
例えば周波数フィードバックですとかステップ注入の試験では1サイクルの期間のデータを取り込んで有効・無効それぞれの電力を算出する処理を複数回繰り返す必要があるのですが、これも自動化によって短時間で終えることができるようになりました。
ちなみに、全ての項目において結果がロギングされますので、全体の管理作業も極めて楽になります。

PCSとシステムとの関係

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